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ギシギシ

出版時期がちょっと古い図鑑を開くと、
「野原や道端にごく普通に」とか、
「どこにでも見られる」と紹介されている
植物は結構あります。

いわゆる「雑草」です。

わぴちゃんは仕事でいろんな雑草を
追いかけているのですが、

「え? どこがごく普通に見られる?
ぜんぜん見かけないんですけど。」

というのが結構あるのに気づきます。

これは、ちょっと前までは
普通にあったんだろうけど、
人知れず数を減らしていつの間にか
少なくなってしまったという種類です。

そんな雑草の1つがギシギシです。
Photo
(※写真はクリックで拡大)

Photo_2
(※写真はクリックで拡大)


アレチギシギシだのエゾノギシギシだの、
頭に余計なものがつく外来のギシギシは
かなりの頻度で見かけますが頭に何もつかない、
かつて野原にごく普通にあったであろう
日本の在来のギシギシがいざ探すと意外にないないのです。


今日やっと1箇所新たなギシギシの自生地を
見つけました(≧▽≦)ノ


花や果実、種子の写真を撮ることができました☆


これが花の様子です。

Photo_3
(※写真はクリックで拡大)

Photo_4
(※写真はクリックで拡大)


花が終わると、
花弁のうち3枚が大きくなってきて部屋を作り、
その中で種子が成熟していきます☆
そして、花弁の中央の脈の一部が
こぶ状に膨らんできます。

横から見るとこんな感じ。
Photo_5
(※写真はクリックで拡大)

上から見るとこんな感じになります。
Photo_6
(※写真はクリックで拡大)

この大きくなった花弁の形状と、
そこにつくこぶ状のもの(粒体と言います。)の
形の違いで種類を見分けることができます☆

果実を分解したものがこれです。
Photo_7
(※写真はクリックで拡大)

Photo_8
(※写真はクリックで拡大)

大きくなった3枚の花弁によって
作られた部屋の中に種子が1つ入っているのです。

ギシギシは縁が少しだけギザギザしていて、
熟すと黄褐色になるのが特徴です。
また、こぶ状の粒体は、
3個ともほぼ同じ大きさです。


かつては雑草的存在だった日本のギシギシ、
いつの間にか知らぬ間になくなってしまい、
絶滅危惧種の仲間入りしないことを
心よりお祈りします。

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コメント

植物が好きなのですが書籍を読むばかりで図鑑すらあまり見ていませんでした。
そろそろ実地でもと思っていた矢先に、「街でよく見かける雑草や野草の暮らしがわかる本」というのを見つけて、生態がアップで写っているのが嬉しくて買ってしまいました。
読み始めてすぐギシギシの「粒体」とは何だろう、この「実」の構造はどうなっているのだろうと疑問に思ってネットを逍遙してここを見つけました。
本家本元に戻ってきていたのですね、わたし。
「上から見た」の写真でようやく理解しました。
ギシギシ事態はよーく知っている草で、でも名前は昨日初めて知ったくらい無知です。
数が少なくなっているとは驚きでした。今度見つけたらゆっくり観察してみます。

投稿: usagi | 2009/08/18 20:18

◆usagiさん

はじめまして。
ブログへの書き込みありがとうございます。

また、「街でよく見かける雑草や野草の
くらしがよくわかる本」を購入してくださって
重ねてお礼申しあげます。

ギシギシ類の果実の形は面白いですよね。

ギシギシ類は、
外来系統のナガバギシギシやエゾノギシギシ、
それからアレチギシギシはよく見かけるのですが、
頭に何もつかない在来の「ギシギシ」が
あまり見かけなくなったように思います。

また、最近は、ナガバギシギシとギシギシの
雑種みたいなのを見かけたり…と、
在来のギシギシを取り巻く環境が
あまりよくないなと感じています。

投稿: わぴちゃん☆ | 2009/08/21 18:14

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