オトコエシ
今、野山を歩くとオトコエシの
残骸を時々見かけます。
その残骸には、
今年出来た種子がたくさんついています。
(※写真はクリックで拡大)
種子には翼がついてるのできっと風散布なんでしょうね。
オトコエシって、アリノトウグサと並んで
先駆植物のイメージが強いです。
山林の切り通しや、造成地なんかで
よく苗を見かけます。
ヒメジョオンのロゼットとかにも
似ていると言えば似ていますが、
それよりもはるかにふかふかと毛深く、
また、黄緑色が強い傾向があります。
花期のオトコエシはこんな感じ。
7-9月頃に花が咲きます。
(※写真はクリックで拡大)
花をもうちょっとアップにして見ると。
花は白色です。
(※写真はクリックで拡大)
さらにアップにして見ると、
花びらのようなものは基部で合着しており、
合弁花であることが分かります。
(※写真はクリックで拡大)
野草図鑑を見るとオトコエシとか、
ツリガネニンジンとか、アキノキリンソウとか、
ヒヨドリバナとか、ノアザミ・ノハラアザミは
普通種とか「ごく普通に見られる」と書かれていますが、
関東の平地では、なかなか
見られなくなりつつある存在のように思います。
かつてはごく普通に雑草のように
生えていたのかもしれませんけどね…。
野山で大群生していて、遠めにオトコエシに似ている
要注意外来生物のヒメジョオンを見て、
これがオトコエシやヒヨドリバナだったらなぁ…。
と妄想にふける自分がいました(笑)
« ふわぴかちゃん5周年記念イラスト | トップページ | 12月8日千葉県最北端、初氷(2009年) »
「*果実・種子*」カテゴリの記事
- ダイコンソウの果実のトゲ(2019.09.22)
- チョロギのタネ(2019.08.01)
- リムナンテスの果実(2018.06.14)
- シバザクラの果実(2017.07.25)
- クサキョウチクトウの果実(2016.10.17)
「*身近な野草*」カテゴリの記事
- ダイコンソウの果実のトゲ(2019.09.22)
- ヤブマオの季節ですね(2019.07.23)
- イグサの花(2019.05.24)
- 緑花オッタチカタバミ続編(2018.11.09)
- 本当のキンガヤツリ(2018.10.23)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント