クジラグサ(Descurainia sophia)
クジラグサ(鯨草)を紹介します。
なかなか聞き慣れない名前なのですが、
わぴちゃんが小学生のころから、
河川敷でたまに目にしていました。
最初見つけた時、手持ちの写真図鑑や、
子ども向けの図鑑には載っていませんでした。
やむなく、小学校進級祝いに買ってもらった
牧野富太郎博士の分厚い本格的な
専門文献で必死こいて絵合わせしました。
今はオトナだから難なく読めるけど
小学生のわぴちゃんには難しかった…
それでね。やっとのことで
「クジラグサ」という名前だと分かったのです。
ヨーロッパ原産の帰化植物で長野県には定着しているみたいです。
それ以外の場所ではポツンポツンと
生えては消えてしまう傾向があります。
長野県のものは渡り鳥が運んできた
自然帰化説が有力ですが、
その他の場所で散見されるものは
人為的なものと考えられています。
わぴちゃんフィールドでは、
河川敷で牧草を育てているところに混在しているので、
牧草に混じってきたのかもしれません。
クジラグサはこういう草姿です☆
草丈は50cm程度であまり分岐せず直立します。
(※写真はクリックで拡大)
クジラグサは果実期には
かなりひょろひょろとした感じになります。
花だけをアップにしてみると、
細長くてクリーム色の花びらが4枚☆
(※写真はクリックで拡大)
この細かく切れ込む姿を鯨のひげに例えて、
「クジラグサ(鯨草)」になったとされています。
この葉っぱを見ただけで
パッと鯨のひげが思い浮かぶなんて、
やっぱり昔の人の発想力はすごいにゃぁ…。
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