クスダマツメクサ(Trifolium campestre)
クスダマツメクサはヨーロッパ原産の1年草です。
シロツメクサなどと同じシャジクソウ属(Trifolium)ですが、
わぴちゃんフィールドではわりと珍しい外来植物です。
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黄色い花がまとまってついて、
丸いかたまりになる様を
くすだまに例えたのでしょうか(*´▽`*)
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花はよくみると1つ1つが
マメ科特有の蝶形花で花弁はしわしわです。
花色は黄色と文献には記載されていることが多いですが、
レモンイエローのような鮮やかな色合いです。
果実期になると、花弁は茶色くなり、
この中をガサガサやると種子が入っています。
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この花や果実期の姿を、
ビールの原料であるホップに例えたのでしょうか。
かの牧野先生はホップツメクサという和名を与えたし、
英名もHop trefoilです。
北海道に帰化している
テマリツメクサにそっくりなのですが、
葉の形に違いがあります。
(※写真はクリックで拡大)
クスダマツメクサの葉は
頂小葉のところに小さな柄があり、
側小葉と少し離れて羽状につきます。
一方のテマリツメクサは
そういった小さな柄はなく、
3つの小葉が同じところからつく
3小葉の形を取ります。
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