セイヨウフダンソウ(Beta vulgaris ssp. cicla var. cicla)
フダンソウは、ホウレンソウと同じ
アカザ科の葉菜です。
ホウレンソウが収穫時期がわりと限られるのに対し、
フダンソウは、季節問わず利用できるので、
収穫期間が絶え間なく続くという意味の
「不断」が和名に当てられて「不断草」と呼ばれます。
写真のものは葉軸が赤いタイプです。

(※写真はクリックで拡大)
フダンソウのうち、葉軸が赤色や黄色、
白色とカラフルなものは、
セイヨウフダンソウと呼ばれることもあります。
ただ、学名上はフダンソウと
セイヨウフダンソウは同一種扱いです。
英名ではswiss chard(スイスチャード)と呼ばれます。
家庭菜園関連の書籍やホームセンタで販売されている種苗のネームプレートにも
その名前で書かれることが多いので、
スイスチャードと言った方が知名度は高いかもしれませんね。
6月頃に急にとう立ちして、花を咲かせます。

(※写真はクリックで拡大)
アカザ科の花なので、1つ1つの花はとても地味です。
花弁はなく、5枚のがくが開きます。雄しべは5つで、雌雄同株です。

(※写真はクリックで拡大)
この花、アンモニアのような
独特の香りがします(^-^;)
果実期にもがくが残り、
それが分厚くなって硬い殻を形成し、
その中に1個果実が入っています。

(※写真はクリックで拡大)
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