ニシキソウ(Chamaesyce humifusa)
ニシキソウ(Chamaesyce humifusa)は
トウダイグサ科ニシキソウ属の1年草で、
道ばたや畑など、人里近くに自生します。
数あるニシキソウ属の中では
本州に自生する唯一の在来種です。
葉は少し青みがかった緑色、茎は赤色で、
この色合いの対比が美しいことから
「錦」に例えられて命名されました。
花は杯状花序と呼ばれる
特殊な形態をしており色は明るい赤紫色です。
ニシキソウ属の鑑別には
果実の毛の様子が重要です。
ニシキソウの場合は果実は無毛です。
一方、茎は無毛もしくは、
白い毛がまばらに生えています。
近年は北アメリカ原産の
コニシキソウ(Chamaesyce maculata)との
競合で負けてかなり少なくなってしまいました。
コニシキソウ以外にもニシキソウ属の外来種が
他にもいくつか見つかっています。
また、ニシキソウの自生地である道ばたは
除草作業で根こそぎ片付けられてしまいやすいことと、
コンクリート舗装や除草剤の普及などで
生存が脅かされています。
ニシキソウ属唯一の在来種であるニシキソウを
取り巻く環境はかなり厳しいものとなっています。
« 8/3の反薄明光線 | トップページ | コガネバナ(Scutellaria baicalensis) »
「*身近な野草*」カテゴリの記事
- ダイコンソウの果実のトゲ(2019.09.22)
- ヤブマオの季節ですね(2019.07.23)
- イグサの花(2019.05.24)
- 緑花オッタチカタバミ続編(2018.11.09)
- 本当のキンガヤツリ(2018.10.23)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。





うわわっ ニシキソウ・・・ばしばし刈り取ってます(;><)
庭や家のまわりに にょきにょき生えてくるんだもの。
かなり生命力があるのか 刈っても刈っても生えてきますよ~。
そうそう 話は変わるけど 先日「バジル」に花が咲きました^^
白くてかわいい花です。
「アップルミント」は 未だに花が咲きません・・・なんでだろうねぇ。
「ブラックベリー」は まだまだ収穫できていて
息子が 楽しんで食べてますよ♪
バラの管理や 野菜、ハーブの収穫で 冬までは
大忙しです。
でも ガーデニングって楽しいっ!!
投稿: トロにゃん | 2010/08/06 22:24
◆トロにゃんさん
こんにちは☆★
この手のものは生命力が強いですね(>ω<。)
切ると白い汁が出て、子どもたちは
トンボのミルクとか言って、
捕まえたトンボに飲ませたりして遊ぶのだ☆
ガーデニング、
ずいぶん楽しんでいるみたいだね(*^▽^*)o
この夏は高温と少雨で、
ずいぶん管理がきついのではないでしょうか?
こちらも、あちこちの畑で、
葉っぱの大きな野菜たちが
しんなりしてしまっています。
投稿: わぴちゃん☆ | 2010/08/11 17:27