9/15の浪雲(cats eye)
9/13~14にかけて、
前線や気圧の谷の影響を受けて
大気の状態が不安定となり、
広い範囲で突発的な雷雨に見舞われました。
9/15の早朝も、その雨の一部が残り、
わぴちゃんところでは雨がぱらぱらと降って、
西~北の方角には雨のすじが
見える場所もあるほどでした。
一方で、東側の空は雲の切れ間となって、
朝日が見えたため、もしかしたら朝虹…
と思い、車を走らせてみました。
しかし、やはり虹に嫌われているわぴちゃん。
筑波山のふもとまで行きましたが、
結局朝虹には出合えませんでした。
しかし、かわりに浪雲(cats eye)という
珍しい雲を収めることができました☆
(※写真はクリックで拡大)
今回のように前線がある場所では、
わずかな高度差でも
風速が大きく異なることがあり、
そういう場所では大気の流れが不安定になって
それを解消しようと波動が発生します。
この波動はケルビン-ヘルムホルツ波と言い、
カタカナで書くと長ったらしいので
しばしばK-H波と表記されます。
このK-H波は空気の流れの波動なので
通常は目に見ることができません。
しかし、ちょうどK-H波のある場所に
雲があると、波動による
空気の動きによって雲が変形します。
K-H波の影響を受けた雲は、
「海の波」とか「逆三角形」のような形が
いくつも並ぶような感じになります。
このような雲を浪雲(なみぐも)と言い、
時に三角形の頂点が渦を巻いて
それが猫の目のように見えることから
英名はcats eyeと言います。
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コメント
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以前に私もこんな雲を発見、北斎の絵に出てくる波のようだなあと思って記念に写しました。
出来る理由と名前が解ったので、ここで教えていただいたことを書いて、記事にしようと思います。
ありがとございます。
投稿: 森のどんぐり屋 | 2010/09/17 10:07
◆森のどんぐり屋さん
まさに、北斎の波って感じの雲ですよね~★
この雲はわりと珍しい部類に入るので、
見つけるとドキドキします。
( ̄∇ ̄*)ゞえへへっ♪
記事ができたらのぞきにいきますね☆
投稿: わぴちゃん☆ | 2010/09/18 23:30