アメリカキカシグサ(Rotala ramoisior)
アメリカキカシグサ(Rotala ramoisior)は、
ミソハギ科キカシグサ属の1年草です。
名前のとおり、
北アメリカ~熱帯アメリカ原産の外来種で、
水田や湿地に生えます。
線形~広線形の葉が対生しますが、
葉の枚数が多く、かなり緻密な感じがします。
茎は直立して、何本も枝分かれします。
結構大きくなるようで、30~50cm近くに達し、
強風などで倒されている姿も見かけました。
花は1つの葉わきに1つずつつきます。
2枚の葉が向かい合って付く「対生」なので、
横に2個花が並んで見えます。
(※写真はクリックで拡大)
花を正面から見ると…。
花弁は4枚で、うすい桃色です。
そして、こちらは果実期の様子です。
この草姿から、同様に外来の水田雑草として繁殖している
ホソバヒメミソハギに似ています。
しかし、ホソバヒメミソハギは1つの葉わきに
いくつも花を咲かせることと、
花色はもっとどぎついピンクです。
また、もっと葉と葉とあいだがあいており、
ひょろひょろした感じを受けます。
参考までに、こちらが
ホソバヒメミソハギ(Ammannia coccinea)の花の様子です。
« イヌハギ(Lespedeza tomentosa) | トップページ | ニシキヒガンバナ(Lycoris radiata f. bicolor) »
「*外来植物*」カテゴリの記事
- 巨大なヤセウツボ(2019.05.26)
- ヒナソウの果実(2019.05.24)
- ヒナソウを…(2019.04.16)
- 造形の妙(2018.09.21)
- 半寄生植物2種を見に…(2018.05.22)
「*身近な野草*」カテゴリの記事
- ダイコンソウの果実のトゲ(2019.09.22)
- ヤブマオの季節ですね(2019.07.23)
- イグサの花(2019.05.24)
- 緑花オッタチカタバミ続編(2018.11.09)
- 本当のキンガヤツリ(2018.10.23)
「*マイナー植物*」カテゴリの記事
- アコウグンバイ(Lepidium draba)(2014.05.26)
- センダイタンポポ(Taraxacum sendaicum)(2014.04.17)
- オオミゾソバの地中花と果実(2012.10.24)
- アイダクグ(2012.09.18)
- ムラサキアオゲイトウ(Amaranthus hybridus)(2010.10.10)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント