8月14日の漏斗雲
台風10号は8月14日から16日にかけて
ゆっくりと西日本を縦断しました。
15日11時過ぎに佐田岬半島付近(愛媛県)を通過し、
その後15日15時ごろに広島県呉市付近に上陸、
15日夜には日本海に抜け、
16日21時に温帯低気圧に変わりました。
台風が南から暖かく湿った空気を
次から次へと運んできたため、
台風から遠く離れた場所でも積乱雲が発達して、
広範囲で大雨となりました。
14日のわぴちゃんは仕事で
朝からずっと外に出ていましたが、
「篠突く雨の洗礼」を何度も受けました(/||| ̄▽)/
以下はそんな中でのひとコマです。
10時過ぎ、それまで晴れていたのに
急に空が暗くなり、大粒の雨が
地面を激しくたたきつけるように降りました。
雷鳴もとどろきました。
雨は20分くらいでやみ、
雲間から青空ものぞきましたが、
と同時にこんな雲も見られました。
これは漏斗雲(tuba / funnel cloud)と考えられます。
オカリナのようなかたちをしていますが、
「吹き口」の部分は、渦を巻く空気が
細く引きのばされたもので、竜巻の一歩手前です。
この雲は5分ほどかたちを保っていましたが、
その後はばらけて消滅しました。
台風接近時は、台風から離れた場所でも
竜巻などの激しい突風が
発生する確率がぐんと高くなるので、
巻き込まれないように気をつけたいところです。
例によって当時の気象レーダーと
竜巻発生確度ナウキャストの
画像も添付しておきますね。
※気象庁提供の画像に
撮影地点のプロットを行ったものです。
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