アコウグンバイ(Lepidium draba)

アコウグンバイは、アブラナ科の多年草で、
ユーラシア大陸原産の外来種です。

国内では比較的まれな外来種で、
わぴちゃんも、今回初めて遭遇しました。

茎の先に小さな白い花をぎっしりと咲かせ、
遠くから見ると、白いふわふわに見えます(*´▽`*)

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アブラナ科特有の4弁花で、
直径3-4mm程度ととても小さいです。

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葉は粉を振りかけたような色合いで、
やや厚ぼったい感じがします。

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近縁のベンケイナズナとそっくりで、
わぴちゃんも、最初は悩んだのですが、
果実の形は良い区別点になります。

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アコウグンバイの果実は
少しゆがんだハート形で、
先端にぴよーんと長い突起があります。

一方、ベンケイナズナの果実は
楕円形に近い形で、
先端がぴよーんと長くのびることはありません。

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センダイタンポポ(Taraxacum sendaicum)

昨日、仙台市内で
タンポポを見ていたのですが…。

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(・_・*)にゃ?

東北地方にこんなタンポポ
あって良かったんだっけ?

エゾタンポポとはちがい、
総苞外片にはっきりと突起があります。
カントウタンポポにそっくりです。

帰宅後、手持ちの文献で調べたところ、
これがセンダイタンポポ(Taraxacum sendaicum)と
呼ばれるものだと判明しました。

原色日本植物図鑑(保育社)から
センダイタンポポの特徴を抜粋すると、
----------------
・総苞外片は内片の2/3に達する
・総苞片には中位の小角凸起がある。
・開花時の花茎の長さ ≧ 葉の長さ
・分布:宮城県
----------------
とのことです。

ちなみに、
「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)では、
センダイタンポポは、
埼玉県の安行付近から苗木とともに
移入されたという説を採用して、
カントウタンポポと同一種扱いをしています

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オオミゾソバの地中花と果実

オオミゾソバ(Persicaria thunbergii var. stolonifera)は、
ミゾソバの変種で、
林縁の湿った場所などに群生する1年草です。

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ミゾソバに似ますが、
葉柄に翼があり葉の形も微妙に異なります。
また、葉は濃い緑色をしており、
なんとなく柔らかい感じがします。

そして、地中に長く枝をのばして
土の中で花を咲かせ、
果実をつけるという性質があります。

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ヤブマメやマルバツユクサなんかも同様に
地中で開花し、地中で結実する性質を持っています。

万が一、地上が草刈りにあっても、
株元と根さえ生き残れば
次世代の種子をのこすことができるので、
何とも巧妙な生き残り戦略だと思います(≧▽≦)ノ

…オオミゾソバの地中花・果実の写真は、
いつか撮ろう撮ろうと思って
そのままになってしまっていたもののひとつです。
やっと写すことができました☆★
( ̄∇ ̄*)ゞえへへっ♪

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アイダクグ

ちょっと前の早朝散策で、
アイダクグ(Cyperus brevifolius var. brevifolius)を
見つけたので載せますね(*v_v)o

アイダクグは、カヤツリグサ科の多年草で、
湿地やあぜ道などに自生します。

近縁のヒメクグにそっくりな姿をしていますが、
パッと見、アイダクグは穂の集まりが
縦に長い楕円形に見えます。

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そして、ひとつひとつの小穂の竜骨と呼ばれる部分に
ごく小さなトゲのようなものがいくつかあるのが特徴です。

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ちなみに、ヒメクグは、小穂を拡大して見ても、
竜骨の部分にはトゲはありません。

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ヒメクグと確実に見分けるためには、
ルーペが必要なくらい微細な
小さなトゲを確認しなきゃない上、
そんなに数の多いものではないので、
マイナー植物の部類に入るかもしれませんね。

ちなみに、わぴちゃんは、
アイダクグの小穂のトゲはルーペ不要で、
肉眼で確認することができます☆
( ̄^ ̄)えっへん(笑)

ヘ( ̄∇ ̄ヘ;)。。。コソコソ

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ムラサキアオゲイトウ(Amaranthus hybridus)

この時期、道ばたや水田地帯を歩くと、
背丈以上にそびえたって存在感があるのが、
外来のヒユの仲間です。

ヒユの仲間は同定が難しいので、
身近な存在でありながら
スルーしてしまうことが多いんですけどね(^-^;)

わぴちゃんフィールド内で、
一番よく見かける外来のヒユが
ホソアオゲイトウ(Amaranthus hybridus)です☆

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かなり大型の植物で、
わぴちゃんの背丈以上になることも多いです。

一方で、草刈がなされる場所では、
背丈が抑えられて可愛らしい姿で
咲いていることもありますけどね☆

花穂はたくさん枝分かれして通常は緑色です☆

しかし、このホソアオゲイトウの花穂が
赤紫色になるものがあって、
それをムラサキアオゲイトウと言います☆

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こちらは花のアップです☆

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花穂を見るとかなりごついですが、
ちゃんとおしべが5つ、
花弁も5つあります☆

茎には、縮れた短い毛があります☆
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ホソアオゲイトウはたくさんありますが、
ムラサキアオゲイトウは少ないので、
見つけると、なんか当たりを引いたような気持ちになって、
それだけでテンションが上がってしまいます
( ̄∇ ̄*)ゞえへへっ♪

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ワラベノカンザシ(Lycoris radiata var. kazukoana)

この時期、ヒガンバナの群生の中に、
やけに背が低く、また、
花弁に白い縁取りの入るものを
見かけることがあります。

これをワラベノカンザシ
(Lycoris radiata var. kazukoana)と言います。
ヒガンバナが除草剤の影響を受けて変異したものです。

こちらがワラベノカンザシの花の様子。
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そして、通常のヒガンバナとの比較写真です。

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左側が通常のヒガンバナで、
右側がワラベノカンザシです。

こうやって見ると、
大きさの違いが明らかだと思います。


童(わらべ)のかんざし(頭飾り)とは、
なんとも可愛らしい名前ですけどね~(*v_v)o

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ニシキヒガンバナ(Lycoris radiata f. bicolor)

ヒガンバナが咲きはじめました☆

しかし、どこもかしこも
こぞってヒガンバナを紹介していると
一風変わったものを紹介したくなる
ひねくれもののわぴちゃんです(^-^;)

今回は、ヒガンバナの花色ちがいの品種として、
ニシキヒガンバナ(Lycoris radiata f. bicolor)を紹介しますね☆

普通のヒガンバナは
花弁全体が真っ赤です。

ニシキヒガンバナは、
赤色がベースではありますが、
白い縁取りが入るのが大きな特徴です☆
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余談ですが、除草剤の影響で遺伝子が変異して、
花にこのような白い縁取りが入る個体があります。

これはワラベノカンザシと言い、
背丈が低くて、花つきが悪く、
また花色にもむらがある傾向があるようです。

上の2枚の写真は、
除草剤を使うような場所でないことと、
他のヒガンバナと同様によくのびて
よく花がついていたので、
ワラベノカンザシではなく、
ニシキヒガンバナと判断いたしました。

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アメリカキカシグサ(Rotala ramoisior)

アメリカキカシグサ(Rotala ramoisior)は、
ミソハギ科キカシグサ属の1年草です。

名前のとおり、
北アメリカ~熱帯アメリカ原産の外来種で、
水田や湿地に生えます。

こちらが全体像です。
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線形~広線形の葉が対生しますが、
葉の枚数が多く、かなり緻密な感じがします。

茎は直立して、何本も枝分かれします。
結構大きくなるようで、30~50cm近くに達し、
強風などで倒されている姿も見かけました。

花は1つの葉わきに1つずつつきます。
2枚の葉が向かい合って付く「対生」なので、
横に2個花が並んで見えます。
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花を正面から見ると…。
花弁は4枚で、うすい桃色です。

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そして、こちらは果実期の様子です。

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この草姿から、同様に外来の水田雑草として繁殖している
ホソバヒメミソハギに似ています。

しかし、ホソバヒメミソハギは1つの葉わきに
いくつも花を咲かせることと、
花色はもっとどぎついピンクです。

また、もっと葉と葉とあいだがあいており、
ひょろひょろした感じを受けます。

参考までに、こちらが
ホソバヒメミソハギ(Ammannia coccinea)の花の様子です。

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チャボウシノシッペイ(Eremochloa ophiuroides)

公園や庭の芝生…。芝生と言うくらいだから、
使う植物はシバというイメージが強いですよね。

実は一口に芝生と言うけれども、
色々な種類のイネ科植物が導入されています。

そのひとつが今回紹介するチャボウシノシッペイです。
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東南アジア原産の多年草で
暖地では芝生として広く利用されていますが、
日本の寒さに耐えうるものなのかはわかりません。

英名をcentipede grass(センチピード・グラス)と言い、
一般にはその名前で普及しています。

こんな感じで匍匐して地面を覆い芝生を形成します。
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この匍匐枝がムカデのように見えるので、
ムカデシバと言う別名もあります。
英名のcentipedeもムカデの意味です☆

花期には1本の棒のような
茶色い穂をのばします☆

花穂は高さ30cmにも達して抜きんでるので
芝生として使った場合、
穂が目立つかもしれませんね。

花穂の様子です☆
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和名の「シッペイ」は動物に使う
鞭打ち棒のことです。
花穂にそれに似た雰囲気がある…かな??

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ビロードエノキグサ(Acalypha australis f. velutina)

夏~秋にかけて、畑や道ばたにごく普通に生える
エノキグサ(Acalypha australis)という野草があります。

エノキグサはトウダイグサ科エノキグサ属の1年草で、
葉がエノキのそれに似ていることからその名前があります。

このエノキグサは、個体変異が非常に激しく、
葉の形や毛の有無、雄花の花穂の色などが
株ごとに異なります。

そこで、いくつかの品種が報告されており、
タイトルのビロードエノキグサはその1つです。

これがビロードエノキグサ(f. velutina)の全体像です。

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ビロードエノキグサは葉や茎に
伏毛と呼ばれる寝た毛がたくさんあり、
さわるとビロードのような感触があります。

また、典型エノキグサと比べると
草の色合いが、みどりみどりしているような
気もします(笑)

こちらは花穂です。
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上部の穂になっている部分が
雄花のあつまった穂です。

ここも典型のエノキグサは赤茶色ですが、
このビロードエノキグサは緑っぽい色合いですね。

そして、下の舟形の葉のようなものは苞で、
この中心に雌花がつきます。

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