ヒナソウを2つ購入して植えました(*v_v)o
さて、わぴちゃんは何の目的で
こんなことをしたのでしょうか(*v_v)o
じつはわぴちゃん、ヒナソウの果実って
見たことがなかったんですよね。
ヒナソウ自体はどこでも売っている
比較的ポピュラーな花なので、
果実もすぐに見られるかと
思っていたのですが、
いくら探しても見当たらない…。
今春、書籍の執筆のために調べ物をしていたとき、
ふと、ある事実に気がつきました。
それは…
ヒナソウには、長花柱花の株と短花柱花の株がある
ということです。
だからか!(/||| ̄▽)/
長花柱花と短花柱花に分かれるものは、
雄株と雌株と言うほど厳密に
性別が分かれているわけではありませんが、
それに近いものがあります。
つまり結実させるとなると、
長花柱花の株と、短花柱花の株、
2つが必要になります。
ヒナソウは、植えられているのを見ると、
だいたいどちらか一方(短花柱花が多い?)なので、
滅多に結実しない…のでしょう。
先日ホムセンに寄ったとき、
別な業者から仕入れたと思われる
ヒナソウがそれぞれ並んでいて、
長花柱花の株と、短花柱花の株の両方を発見!
わぴちゃん、ヒナソウの長花柱花は
初めて見たかもしれません
ということで、それぞれ購入して、
並べて植えたのが冒頭の写真でした。
それぞれの花の部分を
アップにしたものも載せておきますね。
まず長花柱花
そして短花柱花
これで果実とタネの写真が撮れる…と良いな…。
おひさしぶりです(^-^;)
わぴちゃんは生きていますo_ _)o
歯の治療をがんばったら、
ちょっとがんばりすぎたようで、
しばらく抜け殻になっていました
ヘ( ̄∇ ̄ヘ;)。。。コソコソ
数日前のこと、
イベントの講師としてお呼ばれしたときに、
出先で穂がのびにのびた、
ダキバアレチハナガサのなれの果てを見つけました。
なんだろう、これ…孫の手?
不思議な造形ですね(^-^;)
ご参考までに、昨年同じ場所で写した、
なれの果てになる前の
ダキバアレチハナガサも載せておきますね(*v_v)o
5月20日から21日にかけて、
1泊2日の行程で取材旅行に
出かけていました(*v_v)o
岐阜県~愛知県界隈で、
目的はヒサウチソウと
セイヨウヒキヨモギの2種類です。
いずれも半寄生植物と呼ばれるもので、
自分で光合成して養分をつくりつつ、
一方で他の植物がつくった養分も
横取りしながら成長するものです。
この2種類を見る行程は
かれこれ数年前から
構想していたものだったのですが、
なかなか行けず…
ようやく実現に至ったものです。
2種類とも、いわゆる外来雑草の類です。
しかも1年草で、草刈りの時期と被るため、
ここに行けば必ず見られるというものではありません。
この手のものは、
おおまかに知られている分布をもとに
現地でよさげな場所を見つけては歩いて探す…
こういう地味な作業の繰り返しになります。
へたすると、それで見つけられずに
何年か通う羽目になることもあります(^-^;)
今回も、その可能性をある程度
覚悟していたのですが…。
ヒサウチソウはあっさり見つかりましたo_ _)oパタ
しかも相当数ありました(^-^;)
これがヒサウチソウ(Bellardia trixago)です。
花はきれいなのですが、もとからある在来植物が
影響を受けてしまわなければよいなと思いました。
もうひとつのセイヨウヒキヨモギは
1日目には見つけられず…。
これは2日目は、セイヨウヒキヨモギ探しに
専念することになってしまうかな?
なんて思っていました。
しかし、ここでもミラクル(?)がありました。
2日目の朝、最初に寄った場所で、
歩き始めて5分もしないうちにセイヨウヒキヨモギ発見!
ということで…。
こちらがセイヨウヒキヨモギ(Bellardia viscosa)
ただ、セイヨウヒキヨモギは数が少なく、
ヒサウチソウほどは
繁茂していないような感じでした。
これも花はきれいですけどね。
ヒサウチソウ、セイヨウヒキヨモギともに、
ゴマノハグサ科に分類されていましたが、
新しいAPG分類ではハマウツボ科に
異動(笑)となりました。
花色が違うものの雰囲気は似ているなぁと思ったら、
一応、どちらもBellardia属なのですね。
3/25から3/29にかけて、
西日本方面に取材へと出かけていました(*v_v)o
そう、主目的はタンポポ類です(^-^;)
西日本へのタンポポ旅行は、今回で3回目。
今回からは、外来・雑種系統もしっかりとチェックしてきました。
その結果、東日本と西日本では、
外来・雑種系統もずいぶんと
事情が異なることが分かりました。
それは、取りまとめに
時間がかかるのでとりあえず保留します(^-^;)
今回の旅行では、それ以外にも
いろんな発見・出会いがありましたよ ^-^
特に旅行最終日の発見は、
とても印象に残るものでした(^-^;)
28日は、兵庫県内から静岡県内へと移動して、
静岡県内で宿をとりました。
この日、途中でタチの悪い渋滞
(ほとんど動かないタイプ)にはまってしまい、
到着したのが23時ごろ(/||| ̄▽)/
しかも、タッチの差で
ホテルの駐車場が満車に…o_ _)oパタ
街中を15分ほどさまよい、結果、だいぶ離れた
駅前駐車場にとめることになりました。
今日はあんまりついてないなぁ…
なんて、ガサガサした気持ちで床に就きました。
翌朝チェックアウトして、重い荷物を持って、
「さて、駅前駐車場まで頑張るか」と、歩きはじめると…
!!!!!
昨夜はまったく気づかなかったのですが、
わぴちゃんにとって初見の植物が2種類も
歩道のすき間に生えています!(≧▽≦)ノ
いずれも外来雑草ですが、
簡単にお目にかかれるような種類ではないため、
心のガサガサは消えましたなくなりました。
なんとも安上がりで単純な性格です。
ヘ( ̄∇ ̄ヘ;)。。。コソコソ
※北アメリカ原産でオオバコの仲間ですが、
葉が糸のように細いのが特徴です。
国内では宮崎県日南市ではじめて記録されたことから、
地名が名前に入っています。
◆イガトキンソウ or タカサゴトキンソウ
(※写真はクリックで拡大)
※この辺の種類はどうも混乱しているようですね。
イガトキンソウか、タカサゴトキンソウか、
どちらかだと思いますが、
信頼できる資料が少ないため、
現在調べているところです。
どちらにしてもわぴちゃんにとっては初見です。
もしホテルの駐車場に車を停めることができていたら…
歩道を歩くことはなかったので、
この2種類との出会いもありませんでした(^-^;)
わぴちゃんはタンポポ(特に外来系統)にはまっていて、
研究用にいろいろサンプルを採って
栽培したり、標本つくったり、データを取ったりしています。
その中で、2016年3月末に
静岡県浜松市内でサンプリングした個体を紹介しますね。
2018年2月24日時点でこんな状態になっています。
まだ咲くまでにはかかりそうですが、
中心につぼみがいくつか見えていました。
このタンポポ…。
2016年3月の発見当初はこんな感じ。
外総苞片は上向きで、
わずかに外側に開くような状態。
外来系統または雑種系統で、
ニセカントウタンポポのように
総苞の反り返らないタイプかなと思っていました。
若い株だからか、栄養状態が悪いからか、
周囲のタンポポと比べても割と小ぶりな印象でした。
そして翌2017年。しっかりと株が充実すると
本性を表しました(^-^;)
花でかっ!!
測ってみると直径5~6センチあります。
さらに花後…。
葉、でかっ!!!
40センチ以上あります(/||| ̄▽)/
これ、染色体レベルの確認は行っていませんが、
おそらく関西方面でロクアイタンポポと
仮称されている系統と同一、もしくは
かなり近い系統に相当するものではと思っています。
ロクアイ…とは発見地の
六甲アイランドの略称だそうです。
花時の総苞片は圧着か開出で、
大きいものでは花の直径が6センチにも達し、
全体的にかなり大型になるという系統のものです。
ロクアイタンポポは雑種系統と推測されています。
そして以下おまけ(笑)
この手の正体不明のタンポポ類は、
後でわからなくならないよう、
栽培株、標本、写真ともに共通の
コードネームをつけて管理しています。
このタンポポのコードネームは、
「1603浜松巨大タンポポ」です
コードネームを公開したところで、
わぴちゃんの資料管理内でしか通用しないので、
誰の役にも立たないですけどね
ヘ( ̄∇ ̄ヘ;)。。。コソコソ
11月25日は、中学校で
フィールドワークの先生をしてきました☆
途中、イチビの残骸を見つけたので、
「そういえばイチビは、今でこそ
畑で手に負えないほど増える
外来雑草として嫌われているけど、
繊維作物でもあるんだよなぁ…」
と思い、試しに残骸から
茎の皮を剥がしてみました。
「あっ!
茎の皮の繊維感がすごい!
これは、もしかしたら???」
と思い、ちょっと綯ってみました。
すると、ちゃんと縄の状態になり、
子どもたちと引っ張りっこしてみましたが、、
簡単にはちぎれないほどの強度がありました。
電話をしながら、無意識のうちに
メモ帳に何やら線みたいなのを書き続ける…
あれと同じような感覚で、
授業をしながらずっと指でくねくねしていたら、
最終的にはこんな感じに仕上がっていました。
ヘ( ̄∇ ̄ヘ;)。。。コソコソ
このときのものではありませんが、
ちなみに、イチビはこういう植物です。
システム障害との壮絶な闘いが終わり、
抜け殻わぴちゃんになった昨夜…。
いただいたタネから栽培していた
「本当のツキミソウ」が、1輪開花していました。
本当のツキミソウ(Oenothera tetraptera) は、
かつてよく栽培されていたようですが、
今やそうそうお目にかかれない存在となりました。
夜咲きで、白い花を咲かせるのが特徴です。
朝にはしぼみ、しぼんだ花弁は桃色に染まります。
今よく見かけるのは、昼夜問わず咲く
ヒルザキツキミソウ(Oenothera speciosa)です。
花は桃色がポピュラーですが、
文献によれば、稀に白花もあるようです。
゚⌒(o・_・o)⌒゚ ん?
となると、ツキミソウ(O. tetraptera)と、
白花のヒルザキツキミソウ(O. speciosa)…。
これらは見分けがつくものなのかな?
…すごく気になって、
手持ちの日本草本植物総検索誌(杉本順一・著)
を確認してみました。
それによれば、
---------------------
茎に短曲毛密生.葉は低歯牙辺.昼咲
…ヒルザキツキミソウ
茎に長毛密生.葉は深い歯牙辺.夕咲
…ツキミソウ
---------------------
とのことです。
開花時間は見分けポイントのひとつですね。
ただ、ヒルザキツキミソウは昼夜咲くので、
昼間に咲いているかどうか
…で見た方がよいと思います。
葉の形は、生える場所や環境によって
だいぶ変化がある感じだったので、
参考程度にとどめた方がよさそうです。
そしてもう一つ、茎の毛…
これはわりと重要なポイントに
なりそうなので見てみました。
あぁ。なるほど、わぴちゃんが育てた
本当のツキミソウのほうは、
白く長い毛が多く生えています。
一方のヒルザキツキミソウには長い毛はなく、
茎に密着するような短い毛があるのみでした。
わぴちゃんがお部屋の水槽で栽培している
オトメアゼナ(Bacopa monnieri)に花がついていました。
オトメアゼナは熱帯~亜熱帯地域を中心に
世界の広範囲に分布する多年草です。
日本でも、バコパ・モンニエリの名前で
アクアリウム用植物として流通しています。
ただ、寒さに弱いため、今のところ
南西諸島以外での屋外越冬は困難と考えられます。
今や外来植物を研究する上での
バイブル的存在となっている
全農協の「日本帰化植物写真図鑑」の第1巻に、
オトメアゼナが掲載されています。
そのため、わぴちゃん自身も、
その名前は古くから知っていましたが、
こうやって花の実物を見るのは初めてです(*´▽`*)
*おしごと* *その他昆虫全般* *ふわぴかちゃん* *アブ・ハエ・双翅目* *イラレの練習* *カマキリ・バッタ・ギス類* *カメムシ・半翅目* *クモ類* *シダ植物* *タンポポ研究* *チョウ・ガ* *トンボ・イトトンボ類* *ハチ目の昆虫* *ハロ・光学現象* *フィールド報告(全般)* *マイナー植物* *両生類* *園芸植物* *外来植物* *夜の光学現象・月* *季節・歳時記* *微粒子の現象* *朝焼け・夕焼け* *果実・種子* *樹木* *水の生き物* *爬虫類* *田んぼの生き物* *甲虫類* *発芽シーン* *粘菌・変形菌* *紅葉・草もみじ・枯れ姿* *虫こぶ* *虹模様の現象* *蜃気楼* *越冬芽・ロゼット・葉痕* *身近な小動物* *身近な野草* *野菜・有用作物* *野鳥* *雑記* *雪・降水現象* *雲* *雷・稲妻* *霜・氷* *霧・もや* *露・水玉*
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