黄色花のシロバナタンポポ

シロバナタンポポは、
白い花(中心付近は淡黄色)を
咲かせる種類のタンポポです。

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ところが、ごく稀に色ちがいで
淡黄色の花を咲かせる
突然変異株が現れることがあると言われます。

分類上はシロバナタンポポの色違いの品種で、
キバナシロタンポポと呼ばれています。

葉の色、総苞の形などの特徴は
シロバナタンポポとまったく同じで、
花色だけが淡黄色…とされています。

シロバナタンポポの本拠地である西日本では、
時折報告があるようですが、
わぴちゃんは今まで未見のものでした。

が、ついに先日、
シロバナタンポポの群れの中に、
1個体だけ、キバナシロタンポポの
特徴に合致するものを発見!(≧▽≦)ノ

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確かに、言われているように、
シロバナタンポポの色違いという感じです。

総苞の形がはもちろん、
葉の色合いやかたちなどもそっくり…☆

ただ、キバナシロタンポポは
極めてまれなこともあって、
まだまだ謎多きタンポポと言えます。

皆さんのまわりに
シロバナタンポポの群れがあったら、
キバナシロタンポポが混じっていないか
探してみてくださいね(*v_v)o

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シロバナタンポポの花粉

タンポポの種類を見分けるとき、
重要な「手がかり」の一つになるのが花粉です。

花粉があるか、ないか…

花粉がある場合は、
粒の大きさが揃っているか(二倍体)、
粒の大きさはバラバラか(倍数体)、

このあたりを見る必要があります。

今年のタンポポシーズンは、
花粉もしっかり見ていこうと思い、
手始めにシロバナタンポポのものを見てみました。

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シロバナタンポポは名前のとおり
白い花を咲かせるタンポポです(*´▽`*)

シロバナタンポポは倍数体なので、
上記の鑑別ポイントに従うと、
花粉の大きさはバラバラになっているはずです。

さぁ、どうかな?(ドキドキ)

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おぉ、なるほど!
確かに花粉の大きさに
だいぶムラがありますね!(≧▽≦)


よし、これを皮切りに、ほかのタンポポも
どんどん花粉を見てみようっと☆

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マツモの花と果実

マツモは、水路や沼などでよく見かける
マツモ科マツモ属の水草です☆

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根を持たず、水の中で
流れに身を任せながらくらしています。
育てやすいことから、金魚やメダカの
水槽によく使われています。

藻類ではなく、被子植物なので、
ちゃんと花を咲かせ、果実もできます。

雌雄同株ですが、花には雄花と雌花があります。

ただ、水中で開花結実する上に、
花も果実もとても小さいため、探すのは大変です。

しかも、花つきが悪い株が圧倒的に多い
…というやっかいな特性もあるため、
なお一層困難を極めます(^-^;)

わぴちゃん、花や果実を観察するために
マツモを水槽で育てています。
栽培自体は容易で、どんどん殖えていきますが、
何年も開花の気配すらない状態が続きました。

ところが本日、水槽内で殖えすぎた枝を
間引きしていたところ、
底の方にあった枝に、花と果実を発見!!

しかも、雄花と雌花、両方とも(≧▽≦)ノ

今日だけで一気に雄花・雌花・果実の
撮影ができました(*´▽`*)

雄花☆

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何個もの雄しべが集まってできています。
花弁はありません。
お盆のときに見かける落雁で
こんな形のものがありましたね
ヘ( ̄∇ ̄ヘ;)。。。コソコソ


続いて雌花☆
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ぴょーんと突き出した
紐のような部分が1本の雌しべです。


果実☆
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突起のようなものが3つあって
面白い形をしています(*´▽`*)

きっと、これで今年分の運の残りを
すべて使い切ったかもしれませんね(/||| ̄▽)/

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薄毛か否か...

ここのところ目・肩・腰がお疲れ気味で、
あまりPCの前にいなくて、
ブログの更新が滞ってしまい失礼いたしました。

わぴちゃんはちゃんと生きてますよ~
( ̄∇ ̄*)ゞえへへっ♪

さて、本題です。
薄毛か否か…って何事じゃ、って
言われてしまいそうですが、
植物の話ですのでご安心ください(^-^;)

夏から秋にかけて咲く水田雑草に
チョウジタデとウスゲチョウジタデがあります。

ともに水田周辺などの水辺環境に生え、
夏から秋にかけて黄色い花を咲かせます。

名前にタデとありますが、アカバナ科の植物です。

わぴちゃんとこは、両方が混じって生えていて、
その割合は半々くらいですが、地域差が大きいようです。

両者はよく似ていますが、
チョウジタデは茎や果実の赤みが強く、
全体無毛で葉に光沢があります。
花やがくがだいぶ小さいのも特徴です。

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一方のウスゲチョウジタデは、
茎や果実の赤みは弱く、
全体に短い毛が密生しているために
あまりテラテラした感じはありません。
花やがくがチョウジタデに比べると
大きくて見映えがします。

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ただ、パッと見で判断に
困るような株も結構あります(^-^;)

で。2ヶ月くらい前の話かな…。
植物関係の知り合いが、
わきで「ウスゲチョウジタデは
花のところの毛がうんぬん…」
とぼそっとつぶやいたのを
聞き逃しませんでした(笑)

ちょっと気になって調べてみると、
手持ちの牧野植物図鑑に
「花の底部の花盤に白い毛が
密生するのが大きな特徴」という記述を発見。
さっそく見てみました。

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!!

花弁が落ちた後の花盤と呼ばれるところ。
チョウジタデは無毛で、
ウスゲチョウジタデは白い毛が生えていました。

この部分、最近の図鑑には
検索表や見分けかたとして
あまり大きく触れられておらず、
わぴちゃんも今回初めて知りました。

でも、これは非常に有用な鑑別ポイントですね。
これから活用していきたいと思います(*´▽`*)

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オオユウガギク

8月頭に東海方面へ出かけた際、
道端に咲く野菊をひと枝、
研究用に採取しました。

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さぁ、これはヨメナか、オオユウガギクか、
どちらだろう…? r(・x・。)??

茎はびよーーんとのびて周囲にもたれかかり、
結構盛んに枝分かれをしています。

葉はわりとはっきりギザギザしていて、
なんとなくオオユウガギクっぽい感じでした。

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ただ、この仲間はタンポポ並に見分けが難しく、
容易に同定はできません(^-^;)

そこで、栽培して結実させ、
この仲間の重要な鑑別ポイントとされる、
果実の上にできる冠毛
(タンポポの綿毛に匹敵する部分)を
精査してみることにしました。

8月最後の日、そこそこ育った果実を発見!

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冠毛の長さは不ぞろい、スケールをあてがうと、
長いものは1mm以上ありました。

※写真のスケールは1目盛り0.5mmです。

これならオオユウガギクとして
間違いなさそうですね(*v_v)o

東日本に住んでいると、
ヨメナもオオユウガギクも、
まず見る機会はないのですが、
西日本では普通種なので、
これを機に覚えていかないとだめですね。

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センダングサ開花☆

わぴちゃんが種から育てていた
在来種のセンダングサ

ついに開花しました(*´▽`*)
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センダングサの花の外側には
黄色い舌状花(花びらのようなもの)があります。

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在来種のセンダングサは、
多くの植物図鑑に掲載されていて、
センダングサ属の代表種にもなっています。

ところが、わぴちゃん、
ひっつき虫博士としてテレビ出演していながら、
生まれて○○年、まったく見たことのない
植物でもありました(^-^;)

夏から秋にかけて、
血眼になって探していたのですが、
どこ行っても見つからないんですよね。

コセンダングサやら、
アメリカセンダングサやら、
あるのはどれも外来種ばかり…。

昨年ようやく、ほんの数粒ですが、
タネを入手することができました。

発芽率がとてもわよく、
その後もすくすくと育ち、
ようやくじっくり観察することが
できました(*´▽`*)


さて。あとは、頭になにもつかない
在来のオナモミですかね…

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センダングサの若苗

皆さん、たくさんコメント
ありがとぅございます(≧▽≦)ノ

昨日、今日とバタバタしていたので、
明日まとめてお返事いたしますね(*´▽`*)

本題☆

昨年の話ですが、頭に何もつかない
在来のセンダングサのタネを
少し入手することができました。

正直ダメ元感覚だったのですが、
発芽率が良くてビックリ☆

で。もしかしたら、若いうちは
その辺に勝手に生えてくるコセンダングサと
区別がつかないかも…と、
細心の注意を払っていたのですが、
それは杞憂でした。

葉の形が全然ちがいます。

仮にまぜこぜで生えていたとしても、
これなら若い段階での識別は可能ですね(*v_v)o

以下にセンダングサ、コセンダングサ、
アメリカセンダングサの3種の苗を載せてみますね。

◆センダングサ
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◆コセンダングサ
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◆アメリカセンダングサ

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ワカシュウスミレ

先日、ワカシュウスミレ
見つけました(*v_v)o

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ワカシュウスミレは
スミレの一品種で、側弁の毛が
ないものを言います。

漢字で書くと若衆菫。

側弁の毛を「おひげ」に見立てて、
それがないから若い衆だ…と
いうことなのでしょうかね(^-^;)

こちらが典型のスミレです。

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正面から見ると、側弁の毛が
白いおひげのようにも見える…かな?

わぴちゃんの体重、
とうとう8年前の水準になりました(≧▽≦)ノ

ピーク時から7kg減です。

ズボンとかダボダボになってきましたが、
スミレのような小さな花を撮るのは
かなり楽になりました(*v_v)o

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暖かいですね(*v_v)o

秋以降、温暖な天候が続いています。

この陽気に誘われて…か、
初夏の花のコウゾリナ
たくさん咲いていました(^-^;)

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…そして、さらによく見ると、
ワレモコウまで花をつけていました(^-^;)

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しかし、12月にこれらの花を見るとは
夢にも思いませんでした(^-^;)

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アキノミチヤナギの標本

先日、千葉県立中央博物館に
行く用事がありました。

ついでに…と、手持ちの標本の中から、
提出予定になっているものをいくつか収めてきました。

わぴちゃんは、自分の研究用と、
博物館提出用、2つの標本をつくっています。

まだ未整理のまま新聞にはさんだ状態の標本が
大きな紙袋にいくつもあり、現在進行形で
その数は少しずつ増えています(^-^;)

これを機に、今年のオフシーズンは、
少し本格的に腰を据えて標本整理をしようかな(^-^;)

今回、未整理紙袋の山から
博物館提出用の仕分け作業を行っていたら、
2008年7月11日に採集した
アキノミチヤナギの標本が出てきました。

手持ちの植物図鑑の中には、
「アキノミチヤナギは乾燥すると赤褐色になる」と
記されているものがいくつかあります。
そして、それが他のミチヤナギ類との
識別点のひとつにもなっています。

ミチヤナギ類も、似たような種類がいろいろあって、
識別に悩む分類群のひとつです(^-^;)

…わぴちゃんがつくった標本を見てみると、
しっかりと図鑑の記述どおり赤みがかって、
葉がレンガ色?になっていてびっくり!

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標本からタネが採れたので、ついでに
それも写して図鑑の記述と照らしてみました。
写真中のスケールは1メモリ=0.5mmです。

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アキノミチヤナギのタネに関する
図鑑の記述をまとめると。
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●3稜形。断面は、3辺の長さがほぼ等しい。
●光沢がなく、表面に線状のしわがある。
●タネは花被片に包まれる。
タネの先端が花被片から
つき出るものと、つき出ないものが混じる。
-------------------
こちらもぴたり一致しました。

ちなみに、当時現地で撮影した
生きた状態のアキノミチヤナギはこんな感じです。

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アキノミチヤナギは河原や海岸などの砂地に生えます。

街中に多い外来種のハイミチヤナギと似ていますが、
標本にしたときの色、葉の大きさ、
タネの形などにちがいがあります。

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